東京のインターナショナルスクールと学校選びについて | 日本での生活

2024年12月25日 更新

日本にいる外国人居住者向けの情報です。インターナショナルスクールと、東京と周辺エリアにあるインターナショナルスクールの探し方についてまとめてみました。子供のための学校選びは大変重要でありながら分からないことが多く、予備知識が無ければ特に難しいものになります。日本での滞在期間や子供の進路等、学校選びのポイントを把握しつつ、先ずは情報収集しながら選びましょう。

1.インターナショナルスクールとは
2.インターナショルスクールと日本の学校は制度が異なります
3.インターナショナルスクールの選び方
4.インターナショナルスクールはどこにある?

1.インターナショナルスクールとは

インターナショナルスクール (=インター校) は、転勤や移住等の理由で日本に居住することになった外国人家庭の子供が主に通う学校です。通常の学校では日本語での授業となりますが、インター校では日本語以外の言語(主に英語)で学ぶため、言葉の壁が負担にならない環境で教育を受けることができます。各学校では就学前・初等・中等の生徒を対象とした学習の場を用意しており、幼稚園やプレスクールとして幅広い年齢層の生徒を受け入れている学校もあります。学校の選び方次第では、自国の教育システムと同等のカリキュラムで学ぶことができるでしょう。

日本では学校年度は4月にはじまりますが、インター校の入学時期に決まりはありません。各学校が設ける制度次第になっています。一般的には、欧米の学年度にあわせて6月中旬~7月初旬に修学年が終了し、8月下旬から9月に学校年度がスタートします。インド等、アジア系のインター校では4月を入学時期とすることがあります。日本の大学に進学する生徒のために、日本の学校年度に合わせて同じく4月からスタートする学校もあります。

2.インターナショルスクールと日本の学校は制度が異なります

日本の義務教育は小学校6年間と中学校3年間
インター校と一般的な学校の違いを理解するにあたって、先ず知っておきたいのは日本の義務教育についてです。日本の義務教育制度では、小学校6年間と中学校3年間を合わせた計9年間(満6歳~15歳)で修学します。子供は6歳を過ぎた最初の4月から、小学校に入学することになります。義務教育で学ぶ義務があるのは日本国籍の子供のみですが、住民登録をしている外国籍の子供も希望があれば就学することはできます。ただし、授業は全て日本語で受けることになるでしょう。近年では、国際的な学びの為に英語で授業を行う学校もありますが、学校数は多くはありません。

義務教育は一条校で
日本で義務教育を受ける“一般的な学校”とは、学校教育法第1条で認定された公立学校および私立学校であり、「一条校」と称されています。一条校で学ぶ9年間を義務教育期間としており、法律上、途中から入学するということはできない制度になっています。例えば、(一条校の)小学校に通わなかった子供が中学校になってから入学して初めて義務教育を受ける、ということは認められていません。自国で義務教育を受けていた外国籍の子供の場合、一条校に編入することは条件次第で可能ですが、言葉の問題で授業についていくには困難が伴うことでしょう。

大学に進むには高校卒業資格が必要
中学校で修業して卒業が認められると、高校への入学資格を得ることができます。高校での修学は義務教育ではありませんが、日本の大学入学の条件に高校卒業または卒業程度の認定が必須となっているため、大学進学を希望する子供は高校へと進むのが一般的です。

卒業程度の認定*
高等学校卒業程度認定試験を受験し、合格することで認定されます。

インター校では各学校が教育システム・カリキュラムを用意
インターナショナルスクールは日本の義務教育に準じた運営ではなく、各学校で教育システムを用意し、それぞれのカリキュラムに沿って授業が行われます。ゆえに、一条校に認定されている学校は少数であり、無許可の学校も存在します。しかし、インター校のなかには、国際的な評価団体による認定学校(WASC、CIS、ACSI等)が含まれています。認定校で所定のカリキュラムを12年の課程で修了すれば、高等学校教育の修了と同等と認められ、日本の大学の入学資格を得られます。国際バカロレア認定校(=IB認定校)やケンブリッジAレベル認定校での修了が認められれば、国際的な大学への入学資格を得ることができます。

*文部科学省:国際的な評価団体認定外国人学校について
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shikaku/07111314/006.htm

*国際バカロレア認定校
スイスのジュネーブにある国際バカロレア機構international baccalaureate organization ®によって認定された学校。国際的な教育プログラム「国際バカロレア」を実施する環境・体制等が整っていると機構に認められている。
https://www.ibo.org/

3.インターナショナルスクールの選び方

どこのインター校で学ぶのがベストかは、それぞれの家庭事情によって異なるため、一概にはいえません。しかし、幾つかの選択のポイントが考えられます。

・日本での滞在期間
・子供の年齢
・卒業後の進路
・子供をバイカルチャルに育てたいか
・卒業までの学費
・通学のしやすさ

滞在期間と子供の年齢を選択軸に
日本に滞在する期間が短く、子供が就学する前に帰国する場合は幼稚園またはプレスクールに通わせるための教育施設としてインター校が選択肢にあがるでしょう。中期間滞在する場合は、成長した子供の帰国後の進路を考慮して学校を選びたいものです。自国に帰国し、子供が学校へ編入した際、母国語での授業と学校生活が苦痛にならないようにしなければなりません。

日本に定住する場合は日本語を習得してバイリンガルになることも考慮すべきところです。もちろん、卒業後の進路も重要なポイントです。先に述べたとおり、義務教育期間の中途から一条校に就学することは認められていません。未就学児に対して9年間の日本の義務教育を希望する場合は、小学校に入学する段階で決断しなければなりません。

一条校に通わない子供の場合は、高校卒業資格と大学への進学を視野に入れてインター校を選ぶことになるでしょう。国際バカロレア認定校、WASC、CIS、ACSI認定校等を検討すべきところです。子供の特性にあわせ、数学や科学などの科目を強化した教育プログラムを用意している学校も選択肢にあがります。

生活環境にあわせた選択も必要
実際に通わせることを考えると、学費や通学のしやすさも考慮しなければなりません。インター校や私立学校は、公立学校の学費が3倍~6倍かかるとされています。学校によっては、学費には制服、送迎バス、給食といった授業費以外の費用も含むこともあります。通学する場合は、希望する学校が実際に通える距離にあるか、という点も調べる必要があります。子供のいる家族が海外から日本へ移り住む際は、居住地探しの段階で子供が通う学校探しも考慮したいところです。

4.インターナショナルスクールはどこにある?

東京とその周辺エリアでは、インター校の多くは港区、世田谷区、渋谷区、目黒区といった東京都23区の中心部と神奈川県の横浜市に集中しています。 同じ地域であっても、学校の校風や生徒の雰囲気は各学校で実に様々です。学校によっては英語習得を目的に主に日本人の子供が多く通っている学校もあります。通わせたい学校がみつかったら実際に足を運んで見学し、決断することをおすすめします。

https://rise-corp.tokyo/pages/...

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