家電の機能や使い方はそれぞれの国の環境や習慣に合わせて異なることがあります。また、操作のための表示は現地語のみで記されていることがほとんどです。そこで、日本での日常生活で日頃よく使う家電のうち、(外国人が)戸惑いがちなテレビとエアコンのリモコン操作についてまとめてみました。
テレビリモコンの使い方
基本操作:電源のオン・オフ、音量の上げ下げ、チャンネルを選ぶ
テレビのリモコンにあるボタンの配置は各メーカーで異なりますが、電源のオン・オフ、音量、チャンネルといった基本機能のボタンは標準化され、デザインはほぼ共通です。日本語表記の意味もしくは配置パターンを理解することで、どのボタンで操作するかの検討がつきます。
電源 (Dengen)
ON/OFF Button
通常、リモコンの上部に配置されています。
音量 (Onryo)
Volume
ボタンに + と - が表示されています。
チャンネル (Chan-neru)
数字ボタンもしくは上下方を示すアイコンがある「選局」ボタンで選択できます。
英語でTVを見たい時に使う機能
●音声切換ボタンで言語を選択する
番組によっては2か国語放送を提供している場合があり、音声の切換えにより日本語・英語のいずれかで視聴できます。例えばNHKの7:00PMのニュースは日本語・英語の2か国語放送です。オリジナルが英語の映画やドラマは2か国語放送のケースが多いです。
言語の切り替えには、リモコンにある「音声切換」もしくは「音声切替」ボタンを押し、テレビ画面に現れる表示から選定します。リモコンにあるカーソルボタン(上下)で選択し、決定ボタンを押します。
通常、主音声は日本語、副音声が英語になっています。どちらか判断できない場合、表示された2つの選択肢の内、下方を選んで決定ボタンを押してみてください。音声が英語に変わった場合は副音声が選択された状態と判断できます。
ヒント:
音声設定は電源をオフにすると初期設定に戻ります。
電源の入/切をしたり、チャンネルを変えたりしているうちに日本語(主音声)に戻ってしまった場合は、上記の手順で再度設定する必要があります。
●字幕を表示させる
耳が不自由な方のために字幕を日本語で表示する機能があります。全ての番組ではありませんが、ニュース等で表示できる場合があり、日本語を学んでいる方は学習ツールとして利用できそうです。英語字幕での表示は、有料放送での映画や海外ドラマで利用できるケースが多いです。字幕を表示するには、リモコンにある「字幕」ボタンを押して表示された操作画面から決定ボタンで選定します。
ヒント
メーカーによってはリモコンに開閉カバーがあるものがあります。「音声切換」と「字幕」ボタンがなかなか探せない場合はカバーをチェックしてみてください。海外メーカーの場合はリモコンにこれらボタンが無い場合があり、その際はメニューボタンで操作画面を表示させ、該当機能から選定します。
その他知っておきたいボタン
地上デジタル放送(地デジ)、BS、CSを見る
リモコンには標準的に「地上」「BS」「CS」ボタンがあります。通常の放送は地上デジタル放送(地デジ)となっており、有料放送のBS放送、CS放送に切り替える際にこれらボタンを使用します。
BS,CSの契約をしていない場合はボタンを押すと表示不可のメッセージが表示されます。
入力切換ボタン
テレビに外部デバイスを接続して利用する際に使います。
例えばテレビにカメラを接続して写真画像を見る、あるいは、DVD・HDDに保存した動画を見るなどという場合に使用します。「入力切換」ボタンを押すと、接続されているデバイスが操作画面に表示されるので、切り替えたいデバイスをカーソルと決定ボタンで選定します。
dボタンとは
「d」と記されたボタンは、最新情報を表示させるボタンです。天気予報、交通情報など、地域に沿った情報をタイムリーに表示できます。
カラーボタン
双方向での通信に使用するボタンです。例えば番組内でアンケートを実施する際、番組の司会者が「Yesと思う人はリモコンの赤いボタンを押してください」と伝えると、ユーザーがそれに応じて赤いボタンを押す、という具合です。通常の視聴では使うことはありません。
補足:テレビの操作表示の言語を変える
「メニュー」もしくは「ホーム」ボタンからの設定で、TVディスプレイの操作画面に表示させる言語を英語に変更することが可能です。操作手順は各メーカーによって異なるので、マニュアルを参照する必要があります。英語のマニュアルはネット検索で見つけることができます。リモコンに記載があるテレビのメーカー名/ブランド名とTV remote manualといったキーワードの組み合わせで探せます。
エアコンのリモコンの使い方
北日本の寒冷地方を除き、日本の一般的な住宅の暖房・冷房には、部屋に設置されたエアーコンディショナー“エアコン”を使用します。
エアコンのリモコン操作は基本的に標準化されており、主要ボタンを理解すれば使用は簡単です。ただし、メーカーによってボタンのデザインや機能が異なり、旧式モデルと最新のモデルではボタンの種類も違います。
最近のリモコンはデザインがシンプルで基本操作は簡単です。
エアコンを運転する際に使う主要ボタンは以下です。
冷房 (Reibo)
Cool
通常、青色のボタンです。
暖房 (Danbo)
Heat
通常、赤色またはピンク色のボタンです。
停止 (Teishi)
OFF
運転を停止するボタンです。
温度 (Ondo) または 室温(Shitsuon)
Temperature
上下アイコンを押し適温に調節します。
除湿 (Joshitsu)
Dry
通常、ボタンの色は緑色です。
除湿機能は冷房運転をしながら湿度を下げる機能です。
日本では6月の梅雨時期から夏にかけて湿度が高いため、除湿は便利な機能です。
風向 (Kazamuke) or 上下風向 (Jouge Kazamuki)
Fan direction
このボタンを押すたびに送風の方向が変わります。
風量 (Fuuryo)
Airflow
このボタンを押すたびに送風の強さが変わります。
自動 (Jido)
Automatic operation
自動的に適温に調節して運転します。機種によってはこの機能はありません。
その他の機能について
エアコンのタイプによっては自動清掃や、節電モードという機能が備えられています。カバー開閉タイプのリモコンには、その他さまざまな機能操作のボタンがあります。各メーカーによって使える機能は異なるので、詳細設定は該当機種のマニュアルを参照してください。英語のマニュアルはネット検索で見つけられるはずです。
モバイルフォンをリモコン代わりに使えるアプリがメーカーより提供されていることもあります。アプリはバイリンガル設定が可能なので日本語が分からない場合に便利です。アプリなら外出先からも操作できます。
アプリはGoogle Play等で入手可能です。
補足:以前のタイプのリモコン
以下のようなタイプのリモコンはやや旧式ですが、今でも広く使用されています。ホテルなどの宿泊施設で見かけることがあるかもしれません。